DRAMのコンデンサとか、SRAMのフリップフロップとはなに?という質問が、知恵袋に。
一生懸命回答したつもりだけど、質問主さんにはなんか気に入らなかったような気がする。
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RAMって、情報(この場合は、0か1かのデジタル)を記録する装置なわけ。
DRAMはダイナミックRAM。電荷を蓄える(Q=CVという式わかるよね?)コンデンサを、アドレスで選択制御するスイッチで、特定のコンデンサを選んで読み画するもの。 コンデンサの充電もしくは放電状態を、電荷ではなく、比較的検出容易な電圧で認識するわけやけど(電荷の有り無し直接測る方法思いつく?)、ほっとけば、たまった電荷は徐々に自由放電して、亡くなってしまいます。それで、リフレッシュなどと言う定期的な、再充放電が必要になります。デジタル情報ではあるんだけど、電荷の充放電を電圧で検出するので、実は、ばりばりアナログ的な微少電圧判定回路が必要です。プリチャージとかイコライズとか前処理もむずかしい。 セルという情報を蓄える物はコンデンサだから小さくできるけれど、充放電およびその判断回路が結構アナログセンスが大変だったりします。
だから最初はS(スタティック)RAMというのが、使われ始めた。
でSRAMのセル(記憶媒体)は、フリップフロップという電子回路。 語源的にはばたばたひっくり返る物というようなイメージの言葉の結合。wikiにフリップフロップの回路図。 入力与えられなくなっても保持したデータが無くならないように、正帰還かけてデータ保持するようなイメージ。帰還回路つくるので、結構大変。1セルの素子数が多いので、結果として大きな記憶容量のものを作ると、でかく、高くなる。でも電気さえきれなければ安定した情報確保。 DRAMとちがって、ただたんにアドレスで選んだ回路を繋ぐだけなので、高速に動く。 DRAMは、定期的にリフレッシュとか電流消費する必要があるけれど、CMOSゲート回路構成なら、電流消費ないにひとしい。 -----------------------
余談:データ記憶装置がなんでRAM?不思議に思ったことない? 読み取り専用ROM(リード・オンリー・メモリ)はまだ理解できる。
コンピュータが出始めの頃、カセットテープレコーダみたいな外部記憶装置をつかってましたが、これは、頭から順番にデータ読み流して目的のものを見つける必要があります。シーケンシャルアクセスという。それに対して、アドレスを指定したらすぐそのデータをアクセスできるので、好き勝手に読み書きできるRAM(ランダムアクセスメモリ)という名前になりましたとさ。
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