NHKの落語ディーパの、本日(2019.09.23)の題目は、時そば。
今日は、上方の、枝雀師匠が、時うどんでちょっとだけ参戦(お正月に別番組でも見たお題目で、枝雀師匠の代表作の一つかな)。
ぜひ、そばと、うどんの、同一自分物の食べわけ、聞いてみたい。
関東と、関西で、麺文化が違うので、同一演者が、そばとうどんを食べ分けられるか、比べにくいが、上方の、風邪うどんを、先代柳家こさん師匠が、関東にもっていって、うどん屋という題名で演じているらしい。先代こさん師匠は、誰に聞いても名人なので、きっと演じ分けあるんだと思う。そのうちどっかに見比べてみたいものです。
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時そば-----------------------
怪しい男が屋台でそばを頼む。支払いは、小銭。
男:ひぃ、ふぅ、、...なな、やー、今何時だ?
店主:ここのつ(九)で。
男:とお、じゅういち、..
傍観者:あ、一文ごまかした。今日小銭がないので、明日やってやろ。
よせばいいのに、うれしくて、夕方早くからお出まし。
昨日の傍観者:ひぃ、ふぅ、...なな、やー、今何時だ?
新店主:四つ時で、
昨日の傍観者:いつ、むー...
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ところで、上方の時うどん(本放送で例に取り上げられる)では、怪しい男が、ごまかすんじゃなく、そば1杯分にお金がたりない貧乏二人づれの賢い方が、同じ手口で、一文ごまかします。おちは、その手口に関心した、二人ずれのかしこくないもう一方が、同じ失敗します。
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-風邪うどん---------------------------
客:(こごえで、)おーい、うどん屋、うどん一つ。
店主:(なんで小声?)
客:いま博打で大騒ぎできないので、小声で頼んだ。うまかったので、またいっぱいたのむので明日もこいよ。
店主:よかった。明日もがんばろう。ひきつづき、営業がんばろう。
別の客が小声で:うどんひとつ。
店主:(しめしめ、また、先に試しにいっぱい。隠れた大得意になるかもしれない。小声で、)どうぞできました
別の客:おれ風邪引いて、声がでない。ところで店主さんも風邪かい?
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上方の時うどんは、関東にわたって、時そばと、地域の風習にあわせましたが、風邪うどんは、関東でもうどん屋と、麺はうどんのまま。
寒くて風邪ひくような時には、やっぱ”うろん”が、日本全国どこでも、ええんやと思います。 北海道とか博多で、時ラーメンとか、風邪ラーメンになったら違和感ありありかなぁ?