まあ、登場人物どれもこれも気に食わない(ワイのまわりは庶民しかいないので、特権階級と本人が思っているだろう人々が理解できんという話:犯人の俳優達も特権階層と自負してそう:アガサクリスティ―の三文芝居なんかには出られんと主張してるし、執事も小賢しいというかなんというか)。シリーズには犯人に同情票入れたい話がいっぱいあるんだけどこの話には誰もいねぇなぁ(別れのワイン(職人芸やね犯行認めるのも)とか、死者のメッセージ(最後の泣き言は気に入らないけど)とか、ミステリーとしてはいまいちだけど忘れられたスターとか(ヒロインじゃなくヒーローがカッコいい))。
本話でも、もちろん冒頭の空港で、荷札を始めいろいろ紛失し、スーツケースを探して他の旅客の似た荷物をぶちまけるというのも人間らしいし。 かっこわるいのが、かっこいい。ロンドンといえば、中ほどでコロンボが1分遅れたと主張したビックベンとか、写真をとった衛兵の行進とか、おのぼりさん状態のコロンボも人間らしくてええなぁ。
ビックベンといえば、小学校中学校のときに、海外の短波の日本語放送をきいてました(BCLという趣味)。その日本語放送の一つが、BBC(英国放送協会)で、ビックベンの音(生放送という噂を聴いたような)が流れていた記憶。べリカードという受信認定カードをもらいました。
あと、トムクランシ―著のパトリオットゲームという映画の中で、主人公の娘さんが、衛兵さんの注目を引こうとする姿がかわいかった記憶があります。この映画はレッドオクトーバーを追えというのが面白かったので、続編として購入(レッドオクトーバを追えというのは、PC雑誌の書評で紹介記事を見た記憶。ソ連の原子力潜水艦の放射能漏れの話を聞いたけど、この小説のアイデアに繋がったのかな?)。主人公ジャックライアンがパトリオットゲームからハリソンフォードに変わったのは、知っている俳優さんでよかったような前作の俳優さんもよかったようなちょっと複雑な気分(3作目の今ここにある危機は面白くなかった)。ラミウス艦長のコネリーさんもよかったし(ワイの記憶の中で007といえばこの人。ちなみにワイの記憶ではゼロゼロセブン:ダブルオーセブンじゃない。サイボーグ009は、ぜろぜろないんでええと思うんやけど)。
最後の舞台となる蝋人形館。中学校の修学旅行は、富士山と東京都内観光だったんですが、すでに閉館らしいけど、東京タワーの蝋人形館がコロンボのテレビ放映でみた蝋人形館というのが、こういう雰囲気なんかなぁ?と思った記憶だけあります(修学旅行で入ったかどうかは、中身の記憶がまったく無いので不明)。
Uターンで関西に戻る直前に最後の東京の思い出として、見に行った記憶だけあります(東京タワーが主役で、蝋人形はオプションだけど、中身をさっぱり覚えてないのは、興味を引く内容じゃなかったということかな?)
オチの傘の中の忘れ物というのは無理がある。さらに偶然がなかった場合の奥の手は、放映見たときにさすがにそれは無いと突っ込みを入れたくなりました。
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来週は、祝砲の挽歌のコレクションというのも、いまいちだけど。
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