オシロのFFTの機能を問う質問があった。前の方々の回答みてスペアナと違うのか?という追加質問に対して横から。
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スペアナやで。検出方法がけっこうちがうけど。
よく知らんけど、ワイのしっているスペアナは、狭帯域のフィルタを通して、順番にその周波数帯域のエネルギーはどれくらいというのを、取り込んで、最終結果を出します。連続波だと、素直に動くけど、断続波だと、偶然その帯域のデータ取得したいときに、信号がいなかったりすると、すっぽり抜けて、周波数領域で、なかなか連続データ検出にならなかったりする
(測定の時短のために外部トリガ使うとええんやでと、某所で解説し採用)。
いっぽう、FFTは、
オシロがトレースした1回分(かな)のデータ波形から、
フーリエ変換という数値計算により、周波数成分をもとめます(フーリエさん偉い)。 FFTの最初のFは、
ファーストといって、計算が高速にできるある計算方法採用していることを示しています。2のべき乗のサンプル数で、周期波形を捕まえるという決まりといえば、妥当かな?
大学3年でFFTならって、当時の8ビットPCで実行しようとしたんだけど挫折(そもそもアナログのそれらしいデータ作るというところから、難しい:エクセルの前のロータス123すらなかった時代なので、BASIC言語で、データ系列作ってもよかったんだろうけど、Cカセットベースのデータ系列作るのも厄介だし、計算した数値を印刷して、手入力するというのも面倒なので、アルゴリズムのあたり考えるだけで挫折してしまいました)
FFTは、周期波形のデータから計算するのが、決まりなので、実は理論通りにはデータ取得できない(時間軸が微調整できて、ちょうど一周期を取り込めば理想通りかもしれんが、ランダムっぽい実波形では、うまくいかない。一周期取り込みという前提を無理やり実現するために、フィルター処理して、無理やり、周期波形を受信したことにするので、そのフィルターの特性が影響して、アナログスペアなと、FFTスペアナは、大まかには、傾向わかるけど、イメージ違うという印象をもっている
(汚いというかSN悪いというか。注目する帯域だけならいいんだろうけど。昔ながらの技術屋さんのなかにははっきり嫌いという人がいた)。
とはいえ、代表的な波形を取り込む条件が満足できていれば、同じFFTなら、なにか変えた時に、変化を、おいかけるには、有用ではある。
ギターのエフェクターの改造で、なま出力を、エフェクター通すと、オシロのFFTでみて、なるほど、ひずませるので、変な高調波が増えているというのが、見えたりした。
だからといって、その音が、いい音、面白い音なんかどうかは、素人のワイにはようわからんけど。
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蛇足ながら、
「フアースト(first)=一番」ではなくて、「ファスト(fast)=速い」・・・ですね。
というダメだしもろてもた(>_<) 早いから一番やと中身解るからええやんケ(+_+)
日本人の末端の技術屋さんは、英文技術資料を正しく読めれば、英語しゃべれなくても、発音おかしくても、かけなくても、何とかなるもんなんやで!!
まあ、日本人の英語発音悪いので、誰何されても、知らんぷり決め込んだろ!というような悪意のある外人と直接対応せんといかん業務の方々には、御苦労願いますけど。
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