コンデンサは、電圧変化を小さくするように働くのか?という質問がでた。
---------------
コンデンサはなんだ?と聞かれると、Q=CVという式なんでしょうね。
で、実際に使うのは時間微分した
i=C*dV/dt
かな?電圧変化が電流だという式。
意味するところは、直流
(dV/dt=0)は電流を流さないけど、交流信号は電流を流せるので、ACカップリングにより直流バイアス動作点をくずさないで、信号を伝えることができるとか。
たとえばエミッタ接地のトランジスタ増幅回路だと、入力にも出力に利用されたりします。
(特に高周波の)交流は、電流を流すので、
例えばスイッチングノイズのようにフーリエさんが高周波がいっぱいエネルギー持っているのを教えてくれるノイズの、不要なエネルギーを(つないだGNDに)逃がすことができるので、電圧への高周波ノイズを消せる(パスコン)とか。
先に述べたエミッタ接地増幅回路は、DCバイアス調整で、エミッタ抵抗を入れるのですが、増幅したい交流成分がここで消費されるのはもったいないので、この抵抗に並列にコンデンサをつけて、DC的にはバイアス設定に有効で、AC的には、インピーダンス低くて、ここで電圧浪費しないので、コレクタ側での減衰しない信号増幅ができたりするのも、この応用。
大電流を流す必要がある場合に、大型電解コンデンサの大きいのつけとけば、電圧変化は小さくできるという電源回路のタンク回路とか
(iが一定なら、Cが大きければdV/dtが小さくなるでしょう?これが質問主さんの主張部分かな?)
この式がコンデンサの用途をしっかり説明していると思うんや。
もちろんオペアンプをつかった微分回路なんつうのも、まさにこの式そのものの実現やしね。
入力コンデンサに流れる電流は、オペアンプの入力端子には流れ込まなくて、帰還抵抗介して、オペアンプの出力電圧を電圧微分させて整合とってるんやで。
質問主さんの考える機能以外に、いろんな応用・用途があるから、そんな覚え方まずいという前の人の解説ええと思うよ。
PR